変化を感じる一瞬

パンジーⅡのNさんはこれまでイベントの時は、大好きなから揚げやフランクフルトが気になって落ち着けないことがありましたが、今年は全くそういった事がなく、ゆっくりと待ち望むかのようにして、落ち着いて食べることができ、お祭りを楽しむことができました。以前と比べるとNさんの変化を感じられる一瞬です。

しかし4月にグループホームの引っ越しがあり、3月末に事前の説明などはしていたものの、環境の変化からか、ちょっとした事でも気になる様子、落ち着かないのでイライラしてしまい興奮してしまう事もありました。5月中頃になると、4月と比べて落ち着いて過ごせてきているかな、と感じています。

食べたいけど我慢しなければならない葛藤や、自分を取り巻く環境や体調から来る不快感から、時々大きく調子を崩してしまうAさん。「気持ち悪いから何とかして!」というヘルプに職員はいち早く気づくと共に、「この人が言うならちょっと我慢してみようかな・・」と思ってもらえるような信頼関係を築くことに目標を置いてきました。パンジーⅡの職員とも少しづつ関係が作られていると感じていますが、基本となる生活の変化は私達でも大きく精神力、体力ともに削られてしまうものです。そういったストレスをうまく発散できるような支援を今後も考えていきたいと思います。(神田)