実践が教えてくれた信頼の力

実践が教えてくれた信頼の力
パンジー主催の行動援護従事者養成研修が終了しました。今回あらためて実感したのは、「実践からしか学べないことがある」という事実です。
私たちの研修では国基準のカリキュラムに加え、パンジーが30年以上積み重ねてきた現場経験をそのまま盛り込んでいます。架空のケースではなく実際の映像で支援のプロセスを見てもらう――これがパンジーならではの学び方です。
小さな信頼を重ねたAさんの変化
強度行動障害のあるAさんは、暴れる・物を壊す・自傷行為をくり返すところからスタートしました。私たちは「怒らない」「暴力をふるわない」という支援の基本を守り、ただひたすら話を聴き、そばに寄り添い続けました。
その結果、Aさんは配置転換する職員に「これまでありがとう」という手紙を書いてくれたのです。その一言に、信頼を育む支援の本質が凝縮されていると感じました。
私たちが伝えたかった「3つのこと」」
「訴えやこだわりには必ず理由がある」 「行動の奥に潜む不安に寄り添う」「困った行動よりうまくいった関わりをチームで共有する」
これらを映像を介して受講生の皆さんと“体感”できたことが、何より大きな学びでした。
アンケートには「現場で試したい」「チームで話し合いたい」と前向きな声が続々。支援者の心が動けば、その先にいる強度行動障害と言われる人の未来も動く。私たちはこれからも、実践に根ざした研修で信頼の力を育んでいきます。(林)