うだる夏、煮える頭で思うこと

三十五度を超える猛暑日、爆弾低気圧、ゲリラ豪雨、PM2.5、竜巻。天気予報などで警報、注意報が流れ、注意喚起されるこれら新しい事態に対し、外出中にどう対処すれば良いのか?
通常、こういう日は外に出ないか、早めに帰る等する。実際、ガイドヘルパーがそう判断し、自宅等に戻り、誰か戻るまで見守り支援をすると、在宅であれば「保護者に見てもらえなかったのか」と、役人は当たり前のように言う。グループホームに至っては、介護者・世話人不在時にグループホームでの見守りなど認めていない。これは、たとえ行動障害で二十四時間見守りが必要な当事者であっても、ガイドヘルパーは、外出の中止・短縮の時は、グループホームに残して帰るか、どんなに悪天候でも、介護者が戻るまで外出しろと言っているのだ。「普通はそうかもしれませんが、制度もお金もないので、障害のある方は我慢して下さい」と。
もちろん、役人がそう言っても、そんな事出来る訳が無いので、法人は介護者・ヘルパーの賃金を持ち出し、家族は仕事を休み、当事者は何となく後ろめたい気持ちを背負う事になる。そういう我慢を選ぶ事を、役人は当たり前だと言う。書類のみを扱う者の合理性では命の重さと紙の重さが同じらしい。(青井)