おーい奥山さーん。はよおいでや

はっしんきちザ・ハートは、当事者6名が“のんびり“をモットーに過ごしています。
最年長の大城二三夫さん(71歳)の朝はラジオ体操から始まります。以前は立って体操をしていましたが、最近は血圧が高めのため、座って無理のないように自分のペースで続けています。
この4月に、大城さんは親友の奥山さんを亡くしました。2人は別々の入所施設でしたが、12年前の同じ日に入所施設を出て、パンジーのグループホームで暮らしはじめました。それも2人は同い年。あっという間に仲良くなりました。
面倒見のいい大柄な大城さんと、人懐こい笑顔の小柄な奥山さん。2人は歩くスピードも違いましたが、大城さんは、いつも後ろを振り返り、「おーい奥山さーん。はよおいでや」と声をかけていました。
奥山さんが亡くなって2か月が過ぎました。大城さんは「奥山さんの分も、僕が元気に長生きしなあかんな~」と言っています。
そんな大城さんの気持ちを、これからも大切に支援していきたいと思います。(古久保)