講演会活動@東大阪市人権教育研究会

10月28日、東大阪市人権教育研究会で講演をしてきました。 この研究会は東大阪市の教職員が参加し、研究発表や勉強会を通じて人権に関する意識を高めています。パンジーでは、これまでも何度か講演させてもらいました。 この日話をしたのは、辰己正一さんと中谷理佳さん。 偶然ですが、10月の「きぼうのつばさ」のキャスターの二人です。 そして、二人とも講演会で話をするのは初めてです。
テーマは「統合教育」について。「きぼうのつばさ」で今年6月に放送した川崎市の光菅和希さんの映像を見ながら、当事者の学校時代の体験やその時の思いなど、二人の話が中心です。 2人とも小学生の途中で、普通学級から特別支援学級に籍を移しています。いじめも経験しました。 つらい体験を話すなかで、辰己さんからは「先生は子どもの話をよく聞いて欲しい」と力強く発言しました。中谷さんも「その時の先生は、自分のことを見てくれてなかった。いじめられている子のことをもっと見て欲しい」と訴えました。
2人は初めての講演会に緊張しながらも、存分に思いを伝えていました。それというのも、開始前に事務局の先生から「参加している先生が子どもの頃の先生だと思って、遠慮せずに何でも言ってください」と言ってくれたことが大きいと、辰己さんは言います。 終了後、帰りの車で2人は「先生を前にして、話ができてよかった」「他の講演会にも出てみたい」とやる気満々です。
パンジーでは、コロナ禍で止まっていた講演会や上映会の活動を再開しています。当事者の話を聞いてみたい方はぜひご連絡ください。(福岡)