どうして選挙は大切なのか

今年の9月24日(日)に東大阪市の市長選挙と市議会議員選挙が行われます。それに先立ってパンジーでは5月12日(金)に、『どうして選挙は大切なのか』と題した勉強会を開きました。パンジーⅠ・Ⅱ・Ⅲから合計6人の当事者が参加し、選挙について学びました。
冒頭から、以前に投票へ行った当事者から「投票所が暗くて、お化け屋敷のようだった」という声が出ました。実際にお化け屋敷のようなおどろおどろしい投票所があるわけではないのですが、そう見えてしまうものは一体なんでしょうか?
他の当事者からは「選挙に行きたいけど、字が書けない場合はどうしたらいいのか?」という質問もありました。障害を抱えた人が選挙へ行くには、健常者が気がつかない見えないハードルが、たくさんあるようです。
選挙というと、自分には関係ない遠いもの、どこへ行ったらいいか分からない、行っても誰に投票したらいいか分からない、投票の仕方が分からない、文字が書けない等々、様々な理由からハードルが高いものになっている面があると思います。けれども選挙は「わたしたちの代わりに、わたしたちのための仕事をする人を選ぶ」もの。そして、その「わたしたちが選んだ当選者」がわたしたちの暮らしに関わる様々な大事なことを決めていきます。
これから9月の東大阪での選挙までの間に、およそ6回にわたって選挙について学んでいきます。第1回目の今回は、そもそも選挙っていったいなんだろう? という素朴な話から始まり、「選ぶ」ってどういうこと? 日本の選挙・大阪府の選挙・東大阪市の選挙で選ぶ人の仕事の違い、いちばん大事な「みんなから預かったお金の使い道」のことなどを勉強しました。
終了後は「難しそうで、選挙に行ったことがなかったけど、こんどは行けそう」「(国政選挙の)ブロックなどがまだ分からない」「難しいけど、勉強して、こんどの選挙は行きたい」などの声があがりました。(會田)