新米聞き手が「私の歴史」の撮影に挑戦。共感の大切さを学ぶ

パンジーメディアの「私の歴史」で、私は奥園幸聡さんの聞き取りを担当することになりました。私はパンジーで働き始めてまだ半年ほどで、奥園さんをはじめ当事者とのかかわりはまだ浅いですが、少しずつ話を聴くことを始めました。

しかし、話を聴く中で、その難しさに直面しました。なかなか気持ちを聞けず、表面的な内容にとどまってしまいました。そこで、理事長と奥園さんの聞き取りを行うことになりました。理事長が奥園さんの気持ちを想像し、「つらかったね」と共感を示す姿勢に触れ、私は奥園さんに対して共感を表現していなかったことに気づきました。

奥園さんは少しずつ気持ちを話し始めました。
私は、今回の「私の歴史」に携わりながら、普段の奥園さんとは異なる一面や、幼少期からの成長過程、そして様々な思いを知ることができました。奥園さんの魅力に気づける機会でもありました。
撮影本番。奥園さんは、しっかりと原稿を読みながら、その時感じた気持ちを表現していたのが印象的でした。
私は今回の経験を通じて、奥園さんや他の関係者との関わりを深めていけるようになりたいと思いました。

実は、奥園さんとは誕生日が一緒だったり、奥園さんがかつて働いていた場所が私の現在の住居の近くだったりと、不思議な縁を感じました。(福井)