旧優生保護法裁判の傍聴と感じた思い

人生で初めて裁判所に行き、旧優生保護法に関する裁判の傍聴に参加させて頂きました。かなり緊張しましたが、一緒に行った当事者と臨機応変にやり取りして、無事に今回の傍聴活動を終えれたことに安堵しています。
1000名以上の方が最高裁に集まっていて報道陣もたくさん集まっていて裁判の注目度の高さを実感しました。傍聴席数は129席とかなり倍率が高く、パンジーから参加した7人全員が残念ながら外れてしまい傍聴は出来ませんでした。
判決後の衆議院会館での集会には参加できました。別室から中継で流れる映像を見て参加する形でしたが、原告や弁護団、国会議員の方の声を直に聞き、概要をより理解することが出来ました。辰己さんや仲野さんも真剣に資料を見ながら話を聞き、わかりにくい言葉は支援者に聞きながら、拍手をしたり、会場のみなさんと一緒にコールをしたりして参加されていました。
私は、原告の方の生の声を聞き、国がやってきたことは本当にひどくてむごいなと実感しました。ある原告の方が「67年苦しんできたことをようやく終わらせられる」と話されていて、私も胸が熱くなりました。国が長い間行ってきた障害者への人権侵害は決して許されるべきではないし、今回の判決は当然だと思います。
弁護団の方が「今回の勝利は、原告やその支援者、弁護団、メディアなど総合力で掴んだ勝利だ」と話されていて、集会に参加しただけでもその結束の強さを感じました。(水山)