玄関から作業実まで

「まいどー!」。パンジーⅡの玄関に入ると、元気なNさんの挨拶が聞こえてきます。ホールで、「ファイル」の作業をしているメンバーです。この作業を始めて半年が過ぎました。初めは慣れない作業に四苦八苦しましたが、役割を分担する事で、初めは出来なかった事も出来るようになりました。目標も決めました。ホールからは「見て、出来たよ!」などと嬉しい声も聞こえてきます。
ホールを通り過ぎて作業室に入ると、少しのんびりした空気の中で、「みかん」の作業に取り組むメンバーがいます。Mさんは、最近「ボカ」という機械を使い始めました。自分で話す事は出来ませんが、「おはよう」など、話したいことを機械に録音して、ボタンを押す事で、メンバーと会話が出来るようになりました。作業室の中は笑いにあふれ、にぎやかです。
さらに奥に進むと、Ⅱにしかない特別な場所、リラックスコーナー。身体的な介助を必要としている人達がリラックス出来る空間と時間を用意し、毎日一人ひとりにあったメニューのマッサージをしています。週に一回、理学療法士のマッサージを受け、リラックスメニューの提案をもらったりしています。
パンジーⅡの玄関から作業室まで歩くと、いろんな人たちに出会えます。私はみんなが充実した毎日を送れるように、私自身が楽しんで過ごしたいと思っています。(田中)