障害者虐待防止と当事者主体の支援:「かえる会」の活動報告
大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターで開催された「障害者虐待防止~より良い支援を作り、広げるには~」(主催:障大連)。この講座でパンジーの当事者の会「かえる会」の取り組みを報告しました。
この「かえる会」とは「パンジーを当事者中心にかえる会」という意味。
梅原義教さんと中山千秋さんは、講演の申し出に対して即答で「やる!」と意気込み十分。「かえる会は僕が全部わかってるし、伝えられる」との言葉からも、熱意が伝わってきます。
練習を積み重ね、いよいよ本番。当日2人は落ち着いていて、自信に満ちていました。会場ではリラックスした雰囲気の中で、参加者とのコミュニケーションや名刺交換など活発に行っていました。
会場参加者40名に加え、リモート参加者を合わせて約90名の方々が研修に参加しました。質疑応答や意見交換では、かえる会の活動に対する感想がたくさん寄せられ、その影響力の大きさがうかがえました。
私も支援者として参加しました。最初は不安でいっぱいでしたが、梅原さんと中山さんの堂々とした姿勢に触れ、勇気づけられました。かえる会の活動を共有し、多くの方々に共感していただけたことが何よりも嬉しいです。その意義を再確認しました。
参加者からは「直接会場で話を聞きたくて来た」という熱い想いや、「かえる会のメンバーをうちの施設に招きたい」という声も届きました。
これからも、当事者主体の活動が当たり前になるよう、より良い支援を広めていくために努めていきたいと思います。この素晴らしい経験を共有できたことに感謝します。(岩村有希)